・日本のゴミ排出量は1年間で東京ドーム60杯分!
現在日本では一人当たり1日に約1キロのゴミが排出されています。
日本全体で12万3,917トン1年で4,523万トン、大型10トン車452万3,000台分の量になります。
環境省では、このゴミを処理するために1年に3兆4,625億円をかけています。
生活から出てくるゴミとは別に、企業や病院から排出される「産業廃棄物」の量は、
年間に3億7,914万トンもあります。
このゴミ処理に掛かる費用の統計は出されていませんが、10兆円を裕に超えるものと
みられています。 平成26年報道発表資料(H24年度分)より
家庭から排出されるゴミ4,523万トンのうち、20%程度は再資源としてリサイクルされ
ていますが、残りの大部分は焼却して最終処分場に埋め立てられています。
最終処分場の数及び、残余容量は平成10年ころから減少の一途で、今後も増えることは
期待でそうもありません。また、関東や中部地域では最終処分場の確保が十分にできず、
域外に廃棄物が移動しています。
・現存の最終処分場の残余年数は約19年程度
と言われており、この間に対策を考える必要に迫られています。
ゴミを焼却して最終処分場に埋め立てる方法には、メリットもありますがデメリットに
ついても考えなければなりません。
焼却することにより「無害化」「減容化」はできますが、ばいじん・酸化硫黄などの
有害物質を大気中に放出しています。
焼却場の煙突が高いのはそのためで、拡散することで生活圏に影響を及ぼさない工夫
なのです。
また、焼却してもゴミは10~20分の一程度にしか減容できません。
我々には、多くの子供たちに「健康な地球を残す」という義務があります。
もし、ゴミを250分の一以下に減容して、大気汚染を限りなく「ゼロ」に
することができたらどうでしょう!

